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FuCoママです。
私には3人の子供がいますが、一番下の子が自閉症という障害を持って生まれてきました。
1988年6月生まれ、2022年現在34才の男子です。
悩んだり迷ったりしながら、とても大変な子育てでしたが、先輩お母さんとの出会いで、自分が彼を育てるんだと覚悟ができて今があります。
息子が自閉症かもしれないと思い始めたのは、彼が1歳すぎのころ、2歳半ころに自閉傾向があると言われ、自閉症と診断されたのは5歳の時でした。
3才頃から関わっていただいた感覚統合の先生が、「当時は、彼が喋るようになって社会参加するのは無理と思っていた。」と、数年前に会ったときに打ち明けてくれました。
幼少期は専門家から見てもとても大変な子だったようです。
療育手帳はB軽度です。
成人してから受けた児童相談所の発達検査では発達年齢は10才程度とのこと。
そんな息子なのですが、養護学校(現特別支援学校)高等部卒業後は、地域の一般企業へ正社員として就職し、勤続16年目です。
一人でアパート暮らしができるまでの能力はないので、家族と一緒に地域で暮らしています。
支援なしでは生活できないので、将来的な不安は抱えていますが、今の彼は自分なりの自由を楽しんで生活しています。
ほんとに、よくここまで育ってくれたなぁと、親としてひとつ肩の荷がおりたような気がしています。
そんな私も、息子に障害があるのではないかと感じ始めたころの不安は言いようがないほど大きかったです。
彼は3人目の子で上に姉が2人いたので、どこか違うと感じ始めたのは1歳過ぎでした。
どうしてお姉ちゃんたちのように育たないの?
私、何かいけないことした?
誰か教えてほしかった。でも、周囲には誰も教えてくれる人がいなかったんです。
今みたいに、ネット環境が整っていて、すぐにも情報が得られる時代じゃなかったですしね。
頼みの綱は、自治体の乳児検診くらいだったので、1才6ヶ月健診の日がどれほど待ち遠しかったことか。
そして、後日の発達検査で対人関係に問題があると診断され、1才10ヶ月で知的障害児の通園施設へ母子通園に通うようになりました。
よかった!
1年も通えば、追いつくわよね!?
でも、その期待は大きく外れ、さらに奇妙な行動をするようになり、益々扱いにくい子になっていたんです。
当時の私は、息子の寝顔を見つめては、溢れ出す涙が止まりませんでした。
そして、息子が3歳になってやっと、彼には障害がある、たぶん自閉症、と受け入れることはできましたが、正直言って上手く関われませんでした。
■当時の気持ちをYouTubeでお話しています
知的障害児の通園施設に3年間通い、カウンセラーを受けたりもしましたが、色んな情報に振り回されて的外れな取り組みを続けていたんです。
私が、本当の意味で息子の障害と向き合うことができたのは、彼が小学校1年生の時でした。
オールマイティの専門家にならなくていいから、息子にとって最良の指導者になろうと覚悟して療育に取り組みました。
自閉症といっても個人差が大きく、誰一人として同じではありません。
でも、子育ての基本は同じだと思います。
私と息子の療育体験の記録が、何かひとつでも役に立つことがあればと思い、このサイトを立ち上げました。
上手くいったことも上手くいかなかったことも、綴っていこうと思います。
特に、就学までの関りは、大きな考え違いをしていたので大失敗だったんですけど、逆の意味で参考になるかなと思います。
幸いにも、学齢期12年間の家庭療育の記録を残していたので、当時の思いもそのままお伝えできると思います。
あなたの子育てに参考になることがあれば嬉しいです。
◆YouTubeはじめました