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呼んでも振り向かない赤ちゃんだった頃の自閉症の息子の様子

息子が生後10ヶ月の乳児検診で、ちょっと心配と言われたことは、名前を呼んでも振り向かないことでした。

FuCoママ
FuCoママ

息子が赤ちゃんの頃に、一番はじめに現れた自閉症特有の症状だったかもしれません。

名前を呼んでも振り向かないと自閉症であるとは限らないんですが、知人たちの子供が赤ちゃんの頃、やっぱりそうだったと言う人が多いですね。

当時の私は自閉症についての知識は全かったので、乳児検診でちょっと心配と言われても、それが自閉症の兆候だとは思っていませんでした。

ちょっと心配って、何か発達障害があるってこと?と、理由が分からない不安が膨らんでいました。

どんな心配があるのか教えてほしかったと、思うこともあるんですが、もしあの時、自閉症かもしれないと言われていたら、もっと落ち込んでいたかもしれません。

赤ちゃんの頃の様子だけで自閉症と判断できないでしょうし、医師でもない保健婦さんだと、ちょっと心配程度の指摘になるんでしょうね。

ということで、今回は、呼んでも振り向かない赤ちゃんだった自閉症の息子の様子などについて書いています。

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名前を呼んでも反応しない息子

息子が赤ちゃんの頃は名前を呼んでも振り向かないというか、正面から呼んでも無反応でした。

名前だけでなく、あれこれ声掛けしても声の方を向くことはなく、声が素通りしているようで、何を言っても届かなかったんです。

 

FuCoママ
FuCoママ

でも、成長には個人差がありますよね。

 

まだ0歳の赤ちゃんだから分からないんだろうな~!と、さほど気にしていなかったんです。

でも、10ヶ月の乳児検診で、「ちょっと心配」と言われてから気になり始めました。

気になリ始めると、事あるごとに息子の反応を過敏に意識するようになりました。

息子の反応を観察してみると、ことごとく無反応なことが見えてきて、不安は大きくなっていったんです。

名前を呼んでも振り向かないのは、どこかに発達障害があるってこと?どんな障害?いつ治る?それとも治らない?と、そんなことばかり思うようになってしまいました。

対人関係ができてないのが原因?

1歳6ヶ月の乳幼児健診でも引っかかって、専門家の追加健診を受けたんですが、そこで言われたのは、「対人関係ができていない」ってことでした。

当時の私は、自閉症のことはもちろん、他の障害についても全く無知でした。

「対人関係ができてない」のは私の接し方に問題があったの?、人に関心がないから名前を呼んでも振り向こうとしないの?、などなど考えれば考えるほど分からなくなりました。

 

FuCoママ
FuCoママ

子育て中で一番不安だった時期かもです。

 

家族だけでなく、色んな人と関わることで対人関係が良くなるだろう、そのために集団生活をさせることが必要なんだ、そんな思いに駆られるようになりました。

実際には、集団生活を与えただけではダメだったことは、後に実感することになったんですけどね。

耳が聞こえないわけではなさそう

名前を呼んでも振り向かないと、まず、耳が聞こえてないのかもしれないと言われます。

日常生活の中では音に反応していたので、耳は聞こえていることは親には分かっていましたが、ちゃんと検査するように言われて、3歳の頃に聴力検査を受けました。

言葉に反応しない3歳児の息子の聴力検査は、睡眠薬で眠らせて脳波を取るみたいな感じの装置での検査でした。

当時の息子は偏食が酷かったので、睡眠薬を飲ませるのが大変で、やっと飲んだと思ったらほとんど吐いてしまって、なかなか眠ってくれなくて聴力検査に半日かかりました。

大変な思いで受けた聴力検査でしたが、聴力には異常ありませんでした。

お気に入りのTV番組には反応する

息子は生後6ヶ月くらいから、お気に入りのTV番組を食い入るように見ていたり、特定のCMがかかると音を聞きつけてTVを見ていました。

なので、耳は聞こえているはずだと思っていました。

むしろ音に敏感だった

息子が生後3ヶ月頃には、音のする方へ顔を向けていましたし、眠っていてもちょっとの物音で目を覚ましていました。

ソーッと部屋を出ていっても、少しの物音を聞きつけて、私の後追いをするのが常だったので、むしろ音には敏感だったと思います。

簡単な言葉も理解していなかった

生後10ヶ月前後になると、簡単な言葉を理解するようになるのですが、息子は何も理解していないようでした。

2人の姉たちは、生後8ヶ月前後には「マンマ」とか「ネンネ」を理解して、発語もしていたんですが、息子は言葉の意味さえ理解してなかったんです。

名前を呼んでも、それが自分のことだと分かってなかったと思います。

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名前を呼ぶと振り向いたのはいつ?

息子が名前を呼ばれると反応するようになったのは、2歳4ヶ月でした。

広い園庭で走り回っている息子に「しょうちゃん、帰るよー!」と、声をかけると走り寄ってくるようになったんです。

 

FuCoママ
FuCoママ

あ、言葉が届いた!

呼びかけに反応してくれた時は、ほんとに嬉しくて、やったぁってガッツポーズしてました。

名前を呼ばれて分かるようになったことで、息子との関わりが少し楽になりました。

問題なく成長した姉たちのときには当たり前だったことが、自閉症の息子を育てていると、小さな小さな成長がとても大事で嬉しかったですね。

現在、大人になった自閉症の人たちと月2回ほど活動を共にしていますが、みんな名前を呼ばれると分かっていて、声をかけられた方を向いたり返事したりしてます。

名前を呼んでも振り向かないのは、聞こえていないとか、対人関係が育ってないからとかではなくて、理解力の発達が遅れていたからなんだろうと思います。

▼YouTubeでもお話しています
【自閉症がわかるまで】呼んでも振り向かない赤ちゃんだった自閉症の息子が呼びかけに反応した時期

まとめ

赤ちゃんの頃、名前を呼んでも振り向かないことが、自閉症の兆候のひとつのように言われています。

実際、自閉症の息子が赤ちゃんの頃、名前を呼んでも振り向かず、それが彼の発達を心配するようになった症状の始まりでした。

耳が聞こえてないんじゃないかと言われたこともありますが、息子の聴覚はむしろ過敏なくらいでした。

かといって、聞こえているのに無視しているのでもなく、名前を呼んでも、声をかけても言葉が素通りしていくような感覚でした。

生後10ヶ月くらいになると、簡単な言葉を理解するようになるのですが、息子にはその理解力がありませんでした。

聞こえてないのでも、無視しているのでもなく、言葉を理解していなかったので、ただの音声として入っていただけなのでしょう。

名前を呼んでも振り向かないというだけで、自閉症だとは言えないですが、なにか問題を抱えている可能性は高いと思います。

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