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自閉症の息子が4歳から就学まで療育施設に通園してみて思ったこと

4歳近くになっても言葉の理解ができない息子に、普通の幼稚園や保育所は無理だ!

FuCoママ
FuCoママ

やっぱり療育の通園施設かな?

普通であってほしいと思う気持ちがあり、正直のところ、知的障害児対象の通園施設へ入れることに抵抗があったのです。

息子に障害児のレッテルを貼りたくない気持ちがあったのです。

でも、保育所に適応できなかったことで、自閉症の診断は出ていなかったけれど、発達障害があることは間違いないと思い知ったのです。

そして、4歳前から就学までの3年間を、療育の通園施設に通園させることを選びました。

今回は、療育施設へ通園してみて思ったことなどお話しします。

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あっさりと親離れして気が抜けた

療育施設へ入る前年は、保育所へ1年間預けたのですが、毎朝、保育所で私と別れることが不安だったのか、泣きわめいて大騒ぎでした。

入園当初は、他の子も同じでママと離れるときに泣いていますが、すぐに慣れますよね。

でも、息子は1年間ずっと、泣き続けていたんです。

ところが、療育施設の通園では、初日から泣くことも騒ぐこともなく、気が抜けるほどあっさりと親離れしたのです。

FuCoママ
FuCoママ

どうしてだろう?

そこで、私なりに彼の気持ちを考えてみて分かったことがありました。

保育所は、彼を園に残して私が去っていく。

療育施設は、お迎えバスだったので、彼が私を残して去っていく。

私と離れることに変わりはないのですが、残されるのと残すのでは、息子にとって天と地ほど違うことだったのでしょう。

そのことがはっきりと分かったのは、母子通園日でした。

一緒に登園した後、彼を教室に残して父母の会の部屋に移動するときには、彼を残すことになるので大泣きしていたんです。

保育所がイヤで、療育施設は好きだったというわけでもなかったのです。

理解力が乏しい息子にとっては何もかもが不安だらけで、言葉を持たない彼は大泣き大騒ぎでそれを知らせていたのだと気づいたんです。

突然の癇癪など、私からすると困った問題だったのですが、実は彼からのSOSだったのです。

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専門的な療育指導はどうだったか

療育施設に入ったからと言って、急激に発達したわけではありませんでした。

もう、20数年前のことなので、今とは指導内容も違っていると思いますし、施設によっても違うので、ここでは指導内容には触れないことにします。

園児の人数に対する先生の配属は一般の幼稚園より多かったので、目が行き届きやすかったと思います。

そういった安全面から、安心感がありました。

定期的に発達検査なども行われていたので、息子が苦手とするところを知ることができたり、医師など外部講師の講演などもあったので、親も学ぶ機会を得ることができました。

また、同じ悩みを抱えた親同士のつながりができたことも、良かったですね。

息子の苦手を問題提起してもらえた

息子は、4歳になっても、おむつが取れていなかったし、衣服の着脱も自分ではできず、身辺自立が全くダメでした。

教えようとしても方法が分からないままだったのですが、スモールステップで獲得していく方法を提案され、家庭でも取り組むことで少しずつ獲得できたのです。

たとえば、ボタン掛けなら、小さいボタンを大きいボタンに付け替えて、徐々に小さくしていき、最終的に既製服でもできるようにしていくなどです。

FuCoママ
FuCoママ

そうか、できるレベルからやらないと無理なんだ!

スモールステップで教えることは、子育てしていたら当たり前のことなんですけど、障害のせいでできないと思っていたところがあったのです。

息子が苦手とするところを問題提起してもらえて、私には思いつけなかった方法を試すことができました。

指導者の先生によって、考え方が違うところはありましたが、問題を持つ子供たちをみてきている経験からのアドバイスは役立ちました。

真似できるお手本になる子供がいない

息子は年長さんになるころには、日常的な言葉をいくつか理解し、話すようになっていました。文章にはならず、二語文程度でしたけどね。

真似をしてみることなども少しずつするようになっていたのですが、通園施設ではその機会がほとんどなかったのです。

園児は全員、何らかの知的障害をもっていましたから、見て真似られるようなお手本の子供はいないんですよね。

FuCoママ
FuCoママ

う~ん、なんか良い方法はないかな?

就学前の1年間は、地域の幼稚園へ通わせた方が伸びるかもしれない。

そんな思いになったこともあったのですが、急に環境を変えると後退することも考えられたので、4歳から就学までの3年間は療育施設でお世話になりました。

そして、彼がお手本として見真似ることができる子供の集団は、別の手段で与えることにしたのです。この別の手段については、後日お話ししますね。

まとめ

発達に遅れがある場合、子供が初めて参加する集団生活の場としてどこが良いのか悩みます。

障害があるのかどうかはっきりしていない幼児期に、障害児のレッテルを貼りたくないという思いもありました。

とても悩み迷いましたが、その時々で良いのではないかと思うことを試してきました。

結果的に、息子の場合は療育施設の方が適応しやすかったです。

子供の発達状況によって個人差があるので、どちらが良いと言い切ることはできませんが、我が子に最適な場を選んでやるのが親の責任だと思います。

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この記事を書いた人
FuCoママ

こんにちは、FuCoママです。

私には3人の子供がいますが、一番下の子が自閉症という障害を持って生まれてきました。

悩んだり迷ったりしながら、とても大変な子育てでしたが、現在は地域の一般企業へ正社員として就職し、勤続16年目になりました。

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