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テレビ子守が自閉症の原因説に物申す!テレビを遮断した結果は?

テレビ子守りが自閉症の原因と言われる医師もいますが、ほんとにそうなのでしょうか?

FuCoママ
FuCoママ

育て方が悪かったせいだと
自分を責めて苦しむママもいますよね。

自閉症は先天的な脳の機能障害のはず!

母親の育て方のせいだと言われた時代もあったけれど、そうではないと知られるようになって、母親の気持ちの負担は軽くなりました。

でもね、偉い先生に育て方が原因だと言われたら信じます。

実は、私も自閉症の息子が幼少期に同じような指導を受けたことがあり、神経質になるほどテレビを遮断することをやりました。その結果と思ったことをお話しします。

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テレビ子守りが自閉症の原因説に物申す!

我が子が自閉症かもしれないと不安な母親は、様々な情報を探します。

テレビ子守りが自閉症の原因なのだとある小児科の医師によって公開されたのは数年前になりますが、今でもこの情報に辿り着く親も少なからずいますよね。

そんなママが、これって本当なの? と、不安がっていたので私も視聴してみました。

おっしゃってることを全面否定するつもりはないですし、テレビに子守りさせることで、子供との関りが減ってしまうことは確かです。

でも、それが自閉症の原因と言われると母親は辛いですね。

テレビを見せなければ自閉症が治るような期待もしてしまいます。

テレビを消せば、子供と関わる時間が増えることは確かで、良い結果を得られる場合もありますが、息子の場合はテレビを消すことで解決はしませんでした。

息子をテレビから遮断した結果は?

息子も0歳時期から、テレビに執着する傾向がありました。息子が好んだのは、となりのトトロのアニメやCMでした。

人の声には反応しないのに、CMがかかると飛んでくるのです。

そんな息子が5歳ころのことです。友人が東京に良い指導者いて3人集まれば出張指導してくれるから一緒に受けないかと誘ってくれました。

藁にもすがりたい時期でしたから、定期的に来ていただいて指導をしてもらったのです。

その指導で言われたのが、テレビはもちろん、ラジオやカセットデッキなど全ての機械音を遮断しなさいということでした。

FuCoママ
FuCoママ

テレビを見せなければ、
1年もすれば普通になるのね!

信じましたよ。そして我が家のリビングからテレビが無くなりました。ただ、おじいちゃんの部屋のテレビまでは取り上げることができませんでした。

テレビを見せちゃいけない。おじいちゃんの部屋には絶対に行かせない。と、神経質なほどにテレビを見せないことに私が執着したのです。

息子と関わる時間を持つことも心がけましたが、彼は別の居場所を作って、そこから出てこなくなりました。

クッションを並べて囲った中に、ぬいぐるみを集めてきて、ぬいぐるみに埋もれて過ごすようになったのです。

彼が通園している間に片づけてしまうと、帰ってみると自分の居場所がなくなったことで大騒ぎになるので根負けしてしまいました。

また、当時、小学1年生と4年生だったお姉ちゃんたちにも影響がありました。

学校でテレビの話題が出ても、見ていないからみんなの話についていけない。なんでテレビ見ちゃいけないの? Sちゃんのせい? と、苦情が出始めたんです。

 

FuCoママ
FuCoママ

いけない・・・。
弟のせいでお姉ちゃんたちに我慢させてる。

おじいちゃんやお姉ちゃんたちの不満が募っていき、なんだか家族がピリピリした関係になっていっているように思ったんです。

お姉ちゃんたちに、弟のために自分たちが我慢させられた。できないことがあった。なんて思わせたくない。1年ぶりに我が家にテレビが戻りました。

息子の場合、テレビを消したからと言って、飛躍的に言葉が出てくることもなかったですし、逆に、私が神経質になりすぎて悪影響だった気もします。

テレビ子守りをやめたら、息子の自閉症が改善したり治ったりするものではないことも分かりました。

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環境を整えすぎず対応できる人に育てる

テレビがない生活も、それはそれで良いこともあるでしょう。

でも、他の家族の関係もあって無理な場合もありますから、時間を決めて見るなどのルールで、普通に過ごしたので良いと思うに至りました。

その後、学齢期になった息子の家庭療育では、雑音がある環境でも集中することができるようにと、学習中に隣室でわざとテレビをつけたままのこともありました。

成人して社会に出た時には、色んな状況の中で過ごさなければならないことの方が多いです。

環境を整えてやらなければならないときもありますが、整えすぎない環境の中で柔軟に対応できる心を育てることが大事なんだと思っています。

まとめ

テレビ子守りが自閉症の原因とする考え方には、私は同意することはできません。

うちの子は自閉症かもしれないと思い悩んでいる母親は、あなたの育て方が悪いんだと追い打ちをかけられたような気持になることもあります。

自閉症の息子は、3歳を過ぎたころから、わけが分からない奇妙な行動が増え、ダイナミックになっていったので、ほんとに思い悩みました。

そんな時に、母親の関わり方のせいなんだと指摘されることは、辛かったです。

テレビを消すことで子供と関わる時間が増えることは良いことだと思いますし、テレビ子守りを推奨するわけではないですけどね。

自閉症に関して、いろんな情報がすぐに得られる時代になっていて助かることもありますけど、振り回されないようにすることだと思います。

今ほど情報が得にくい時代でありながらも、息子が幼児期には、あれこれ情報を探してきては飛びついて振り回されてきた私の思うところです。

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この記事を書いた人
FuCoママ

こんにちは、FuCoママです。

私には3人の子供がいますが、一番下の子が自閉症という障害を持って生まれてきました。

悩んだり迷ったりしながら、とても大変な子育てでしたが、現在は地域の一般企業へ正社員として就職し、勤続16年目になりました。

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