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言葉の遅れが心配だった自閉症の息子の発語を促した取り組みとは

言葉の遅れはママにとって一番の心配事ですよね。

FuCoママ
FuCoママ

2歳になるのに発語がない。
言葉が遅れてるよね。

自閉症の子は言葉が遅い子がほとんどで、発語が遅くなかなか育ちません。2歳になっても言葉が出ないとほんとに心配になります。

喋らなくても言われたことの意味を理解し、「ちょうだい」「取って」などの指示が分かるなら良いですが、2歳になった息子はできませんでした。

そんな息子の発語は4歳頃でしたが、彼の言葉を促したと思う取り組みをお話しします。

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言葉の獲得が難しかった幼児期

まず、幼少期の息子の言葉がどんな状態だったかお話します。当時の私は、気持ち的にも時間的にも余裕がなかったので、詳細な記録はありません。

鮮明に覚えている記憶ですが、年齢的なところに少し誤差があるかもしれません。

息子が赤ちゃんのとき喃語がなかった

赤ちゃんが話すようになる前に、喃語の時期がありますよね。「あーあー」など、お話しているような声で、あれ?なにか言ってるみたいってこと有るじゃないですか。

そんな喃語の時期が、息子にはなかったです。

意味のない言葉を唸り続けた1歳代

1歳6ヶ月すぎに、彼が「マンマ」って言ったと思って大喜びしたんですよ。

あぁ、やっと言葉が出た!そう思ったのは一瞬でした。

「マンマ」で止まらず、「マンマンマンマン・・・、ミンミンミンミン・・・」と、蝉の鳴き声のような、唸り声ような、意味のない発声でした。

FuCoママ
FuCoママ

マンマじゃなかったのね・・・

蝉のような唸り声は、1年間くらい続いて、彼の声はこれしか聞くことができませんでした。

【自閉症がわかるまで】喃語も発語もなかった1歳~3歳頃の息子の様子と母の気持ち

2歳になっても言葉が出ない

2歳になっても言葉らしき言葉はなかった息子ですが、2歳4ヶ月くらいになって、私が言うことが少し分かりかけてきました。

公園や、保育所の園庭を走り回ってる彼に、「Sちゃん、帰るよ。」と、大きな声で呼ぶと走り寄ってくるようになったんです。

FuCoママ
FuCoママ

あ、通じた!

たぶん、彼が理解したのは、「帰るよ」だけだったんですけどね。

2歳10ヶ月頃、必要に迫られたときに、甲高くて絞り出すような声で「いーーー!」と、叫ぶことがありました。

状況から判断して、「行く」「イヤ」だったのだろうと思います。

言葉?それとも叫んでるだけ?

3歳2ヶ月頃になって、指さしをすることがたまにあり、自分が行きたい方向を指して、「あー」と、要求するようになりました。たぶん、「あっち」と言っていたのだと思います。

文字では表現しにくいんですけど、自然に発声している声ではなく、甲高くて絞り出すような叫び声だったんですけどね。

言葉なのか、叫びなのか、正直いって分からなかったのですが、親の欲目で、これは意味のある要求語なんだと受け止めて関わっていました。

息子の言葉が聞き取れた

そして、4歳を過ぎた頃、叫び声ではなく、聞き取りやすい発音に変わってきたのです。

喋れた言葉は、「あっち」「いく」「いや」「バイバイ」くらいで、日常動作を伴う数語だけでしたが、ほんの少しでも彼と意思疎通ができたことが、どんなに嬉しかったことか。

叫び声だった彼の声が、聞き取りやすくなったのは、ある取り組みを続けていたからではないかと思っています。

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息子の発語を促した取り組み

息子が3歳になってやっと障害を認め受け入れて、私が育てる! と、覚悟したものの、実際には彼とどう関われば良いのか分からなかったんです。

彼に話しかけても届かず素通りしているような感じだったし、一緒に遊んでやろうとしても乗ってこないので途方に暮れました。

そんな彼と関わる手段として、私がやったのは童謡の歌い聞かせでした。

半年間のインプットがアウトプットに

息子の声が、自然な発声になったきっかけの一つが、童謡の歌い聞かせだったんです。

ちょうどその頃、姉たちが公文をやっていたので、童謡カードが目に止まったんです。

FuCoママ
FuCoママ

そうだ彼に童謡を教えてみよう

教えると言っても、彼は無関心だったので、一方的な歌い聞かせです。

広い空間だと、彼の注意を惹くことができなかったので、朝、通園バスを待つ間に、車の中で童謡カードを見せながら肉声で歌い聞かせました。

彼は喜ぶわけでもなく、無表情で感心なんてちっともない様子でしたが、他に何をすれば良いか分からなかったんです。

そんな一方的に童謡のインプットを続けて半年ほど経ったときでした。

彼をカートに乗せてスーパーで買い物をしていたときです。「ちょうちょ、ちょうちょ・・・」と、息子が歌い出したんです。

もう、嬉しくて嬉しくて、一緒に歌いましたよ。

それから、彼が色んな童謡を歌うようになり、同時に話し言葉も叫び声から自然な発声に変わっていったのです。

歩くジュークボックスと言われた5歳代

童謡を歌うようになった息子は、話し言葉より歌うことの方が多くなり、療育施設では先生たちに「歩くジュークボックス」と、言われていたようです。

発声がスムーズにできるようになってから、彼の言葉も聞き取りやすくなりました。

強い不安から泣き続けて、叫び声に戻ってしまった期間もあったのですが、小学生になる頃には、日常的な二語文を話すようになっていました。

【自閉症がわかるまで】言葉の遅れが心配だった自閉症の息子の発語を促した方法

まとめ

自閉症の息子は言葉の遅れがあり、彼の発達の中で一番心配だったことです。

叫び声のような発声で、何を言っているのか聞き取れないし、意味のある言葉なのかも分かりませんでした。

そんな彼の言葉が聞き取りやすくなったのは、歌を歌いはじめてからです。

息子との関わり方が分からず、苦肉の策で始めた、童謡の歌い聞かせを半年間、喜ぶわけでもない彼にインプットし続けた結果でした。

他の働きかけも相乗的に働いてのことと思いますが、歌が彼の発語を促したと思っています。

そして、この後、苦戦しながらですが、彼との言葉学習に取り組めるようになりました。

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この記事を書いた人
FuCoママ

こんにちは、FuCoママです。

私には3人の子供がいますが、一番下の子が自閉症という障害を持って生まれてきました。

悩んだり迷ったりしながら、とても大変な子育てでしたが、現在は地域の一般企業へ正社員として就職し、勤続16年目になりました。

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