自閉症の息子は偏食がかなり酷かったんですが、離乳食も上手く言ってなかったかもしれません。
息子は3人目の子だったので、離乳食作りも手抜きしていたことは確かなんですけどね。
離乳食を始めた頃は、喜んで食べていたように思うのですが、いつの間にか食べられない物だらけになっていたんです。
とにかく、乳幼児期の息子の偏食の酷さには困り果てていました。
おそらく自閉症だろうと思い始めた頃は、息子の偏食が酷いのは自閉症だからかもしれないとも思うようになっていました。
そんな息子も、小学生ころから少しずつ食べられるものが増えて、現在は何でも食べられるようになっています。
なので、個人的には自閉症=偏食とは思ってないんですけど、乳幼児期の偏食は異常だったので、どんなだったか書いてみます。
自閉症の息子の偏食は半端なかった
幼児期の息子は、何を食べて生きているんだろうと思うほど、食べられるものが限られていました。
食べ物を出すとまず匂いを嗅ぐだけで、食べようとしなかったんです。
彼がよく食べていたのはふりかけご飯でした。
固形のものは食べようとしないので、みじん切りにして何が入っているのか分からない状態にしてやっとひと口みたいな感じですね。
匂いに過敏だったみたいで、特にお弁当はちょっと匂いを嗅ぐだけで食べなかったですね。
通園施設でも給食時に偏食指導をしてくださってましたが、苦手な食べ物をスプーンに1杯だけ食べるように促され、じっと睨めっこしていたそうです。
幼児期の彼は食べる物が限られていたので、栄養の偏りはひどかったと思います。
彼の偏食には困っていたのは確かですが、当時は発達に遅れがあることの方が重大な悩み事だったので、偏食指導までは気が回りませんでした。
離乳食は上手くいっていたのか?
息子は3人目の子供だったし、仕事と家事と子育てで忙しく、離乳食は家族の食事のついでに作る感じで、手抜きしていました。
味付けする前に取り分けて、潰して離乳食にするとか、時間がないときってしますよね。
上の子たちも同じような感じで離乳食を進めて上手くいってたので、同じようにしていたんです。
母子手帳の6~7ヶ月頃の記録には、「離乳食を喜んで食べますか。」に「はい」と回答しているので、離乳食を開始してしばらくは上手く進んでいたんだと思います。
でも、卒乳する頃には偏食が始まっていたので、そもそも離乳食から上手くいっていなかったのかもしれません。
哺乳瓶を嫌い粉ミルクもダメだった
息子は哺乳瓶を嫌がって押し出してしまい、粉ミルクも飲めませんでした。
かといって母乳が足りていたわけではなかったのでしょう。母乳を欲しがってよく泣いていました。
私の後追いが酷いのは、私が食料だからかもと思うくらいでした。
哺乳瓶を口に入れようとすると押し出して拒否していたので、粉ミルクの味が嫌なのではなくて、哺乳瓶の感触が嫌だったのだと思います。
息子は、五感の感覚がアンバランスだったようで、3歳ころに感覚統合訓練の先生に、触覚や嗅覚が過敏と診断されたことがありました。
なので、もしかすると食べ物の舌触りやニオイに過敏すぎたせいで、偏食をひどくしていたのかもしれません。
小学生のころから食べられるものが増えて、何でも食べられるようになったのは、感触の慣れもあるのかなと思ったりします。
▼YouTubeでもお話しています。
【自閉症がわかるまで】自閉症の息子のひどい偏食の原因と偏食を改善した取組み
まとめ
自閉症の息子は偏食が酷かったのですが、それは離乳食のときから始まっていたのかもしれません。
3歳頃の検査で、触覚や嗅覚が過敏すぎるところがあると診断されたことがありまして、息子の偏食は、感覚がアンバランスだったせいかもしれません。
乳幼児期の息子とは、意思の疎通ができませんでしたから、何が嫌だったのかはっきりとした偏食の原因は不明です。
幼児期の酷かった偏食は、小学生頃から改善するようになり、嫌いな食べ物も少しはありますが、今ではほとんど何でも食べられるようになっています。
苦痛だった食事が、今では一番の楽しみになっているくらいですね。
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