横目使いが自閉症の特徴だなんて知らなかった。
息子の横目使いには、
異様さがありました。
息子の横目使いがひどかったのは、2歳半~4歳前くらいでした。
当時の私は、横目使いが自閉症の特徴だなんて知らなかったのですが、特に何かしたわけでもなく、治まっていきました。
ちょっと横目使いしたくらいで、自閉症かもしれないと不安になってるお母さんも居るみたいなので、自閉症の息子の横目使いがどんなだったかお話しします。
横目使いは自閉症の特徴なのか?
結論から言いますと、息子の横目使いは異様さがありましたが、それが自閉症の特徴ではなかったと考えています。
そう思うようになったのは以下のような理由からです。
- 息子の横目使いは自然に消失した
- 横目使いは自閉症の子だけではない
- 横目使いは視力成長の通過点
横目使いは自閉症の症状ではないと思うに至ったことについて、詳しくお話しします。
息子の横目使いは視覚の感覚遊びだった?
息子の横目使いの異様さが気になっていたのは、2歳半~4歳くらいでした。
細長い葉っぱとか、ホースのようなものを手にして、クネクネとくねらせながら、横目で見つめ続けていたんです。
眼球をギュッと端に寄せて、少し目を細める感じで、ずっと見つめ続けていました。
表情はムッツリとした感じで無表情といっても良いくらい。楽しんでいるような様子はなかったのです。
親の欲目で見ても、異様としか映らない光景でした。
ほんとは止めたかったですよ。
でも、やめさせる方法なんてなかったし、歩きながらでも横目でクネクネの行動をしていたので、危険がないように見守るくらいしかできなかったんです。
当時の私は、これが視覚の感覚遊びだなんて考えにはなれなかったのですが、あとになって、あれは見え方を楽しんでいたんだろうと思うようになりました。
横目使いは健常な子でもする
視力と視覚の成長過程で、健常なお子さんでも1歳から2歳くらいの時期に、横目使いをすることがあるそうです。
なんだ、普通の子でも横目使いするんだ!
何かのきっかけで、見る向きや方向で見え方が違うことを知って、見え方を楽しむ視覚遊びで横目で見ることがあるんです。
健常に育ったお姉ちゃんたちは横目使いすることはなかったので、その様子は想像でしかないのですが、楽しんでいるんだなーって状況は見て取れるんじゃないでしょうか。
みんながみんなではないですが、感覚遊びとしての横目使いは、障害があるなしに関係なくする時期があるということです。
ただ、自閉症の場合、異様さを感じることがあるので、障害のせいにこじつけているように思うのは、私だけでしょうか?
息子が横目使いしなくなったのはなぜ?
正直のところ、息子が横目使いをしなくなった明確な理由は私にも分かりません。
ここまで読んできて、答えはそれか! と、期待外れさせてしまったかもしれないですね。
「明確な理由がない=視覚成長の通過点だった」と、考えております。
子どもが動くものを目で追えるのが3歳くらいで、6歳くらいで大人と同じ視力を持てるようになるのだそうです。
色んなものを見つめることで視力が発達していくので、その成長過程の中のひとつに、横目使いがあるのであって、自閉症の症状ではないと思うのです。
できることが増えて、興味の域が広がっていくに連れ、息子の横目使いは減っていき、学齢期には横目使いすることはありませんでした。
「やめなさい!」なんて言っても止まるものでもなかったし、何をするでもなく自然に消失していったのです。
ちなみに、息子は視覚が強いタイプで、見て覚える方が確実な子です。複雑な迷路など、あっという間にやってしまいます。
▼YouTubeでも発信しています
【自閉症がわかるまで】3歳息子の奇妙な横目使いは障がいのせい?その理由と止めさせた方法
まとめ
横目使いが自閉症の症状だ!との情報を知ったら、我が子の状態に当てはめて、やっぱり! と、不安が膨らむお母さんもいらっしゃるかと思います。
でも、自閉症と診断された息子の横目使いを観察してきて、あれは視力の成長過程の通過点だったと思うに至りました。
- 息子の横目使いは自然に消失した
- 横目使いは自閉症の子だけではない
- 横目使いは視力成長の通過点
息子の横目使いのように異様さがあると不安になるし、止めたくなりますが、成長の過程と思って、心配しすぎないことです。
ただ、息子の成長をみてきての結論ということをご理解くださいね。
斜視などの目の異常の疑いがある場合は、眼科で診察が受けられるようであれば、診てもらった方が良いです。